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殉教者。
マンガとアニメが好物。
「三次元の女には興味ありません」と強がる。
小さい子が好みであることは誇り
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創作、編集。
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1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 13:06:30.73 ID:BekbxyX70
キョン「お、長門。いつ来たんだ?」

古泉「えっ、キョン君……一樹タンだなんて……ゲートオープン」


6 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 13:09:37.34 ID:qMe9DbDEO
俺のコーヒー返せwwwwwwwwwwww


7 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。   2008/02/06(水) 13:10:52.55 ID:/A6vfU6G0
一樹たんwwwwwwwwwwwwwwwww

24 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 14:27:58.75 ID:oUldP0hn0
スレタイでふいたwww


25 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 14:31:49.55 ID:bPVBXtZ50
これはひどい


26 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 14:39:47.31 ID:9SQbucUTO
激しくワラタ

44 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。  2008/02/06(水) 16:56:57.38 ID:BekbxyX70
キョン「お、長門。いつ来たんだ?」 

古泉「えっ、キョン君……一樹タンだなんて……ゲートオープン」 

長門「……さっき。正確には14秒前からここで読書をしていた」 

キョン「そうか。……おっ、長門。ちょっとこっちに来いよ」 

長門「……何?」

古泉「ホイホイ」

キョン「見てみろよ。雪が降ってきたぞ」

長門「……本当」

古泉「キョン君、尻のサブイボがハンニバルです」

キョン「部室の中でも息が白いもんな……ストーブでも付けるか」

長門「……あなたは、雪、好き?」

正直ドキリとした。
長門がそんなことを聞いてくるのが意外だったし、なにより、まるでこの小宇宙を内包しているような瞳でじっと見つめられたらドキッとするだろう。しないはずがない。
少し小首を傾げた仕草がまたたまりません。正直に言おう。どうしたんだやけに可愛いぞ長門。

古泉「ああ……僕のアス・ホールからも湯気が立ち昇っています……見ての通りホカホカですよ」

45 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 17:01:21.33 ID:GeD4wC6A0
>>44
カオスwwwwwwwwwwwwwwwwwww

47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 17:08:09.69 ID:9t3wIvdW0
>>44
こwwwwwwいwwwwwwwwずwwwwwwwwwwwみwwwwwwwwwwwww

48 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 17:15:24.47 ID:BekbxyX70
長門はこちらを見つめたまま動かない。
……何故か俺も動けない。なんだ、この重圧は。
常日頃から長門のことを観察している俺だが、こんな長門を見るのは初めてだ。

古泉「キョン君、熱が冷めてしまいます。さ、早く」

なんだ、一体どうしちまったんだ長門さんや。なんだか一瞬がえらく長く感じるぞ。

長門「……ゆきは、好き?」

長門の口から白い息と共に言葉が漏れる。
そうか、長門も白い息を吐くんだな。当然か、長門だって温かいんだし……

古泉「僕の直腸体温は長門さんの体温を大きく上回りますが」

ええいうるさい思考に割り込むな。
そんな事を考えているうちに、長門さんからのプレッシャーに堪えかねた我が情け無い口から、ポロっと言葉が漏れた。

キョン「……まぁ、好きか嫌いかと聞かれれば、好きだな」

古泉「やはりお熱い方が好みですか。わかりました……ふんもっふっ!!」

我ながら情け無い答えだな、と思っていると。

長門「曖昧。はっきりした答えが聞きたい」

古泉「ほら、見てください。まるで蒸気がジェットの様でしょう?」

とまぁなんとも情け無い答えだ。我ながら。

49 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 17:22:15.60 ID:9t3wIvdW0
>>48
腹筋がwwwwwwもうやめてwwwwwwwwwwwww

50 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 17:22:17.08 ID:9qyOcgINO
ジェットwww

51 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 17:29:22.64 ID:1Nzzz+reO
なんて酷いスレを開いてしまったんだ…

52 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 17:33:02.45 ID:8XaL8+ks0
今年二度目の不覚・・・

54 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。2008/02/06(水) 17:38:26.18 ID:BekbxyX70
キョン「い、一体どうしたんだ長門? いきなりそんなこと言われてもだな……」

とまぁなんとも情け無い答えが出るわ出るわ我ながら。
しかし、何故かこの質問にはっきりと答えることは躊躇われた。
何故かって? それはこの長門を見てから聞いてもらいたい。俺の答え一つでどうにかなっちまいそうなこの長門を。
……本当にどうしたんだ? なんだか今日の部室はいつもと違うきがする。なんだこの違和感は。

キョン「おい、長門……大丈夫か? またハルヒが何か余計なことをしでかしたのか?」

古泉「キョン君キョン君、早く栓をしてくれないと部室がサウナになってしまいますよ?」

長門「……涼宮ハルヒは特に何も問題は起こしていない。安定している。むしろ不安定なのは古泉一樹の方」

キョン「じゃあ一体どうしたんだ。なぜ俺が雪を好きか嫌いかにこだわるんだ?」

古泉「はぁ……一体何を躊躇っているんですかキョン君。まさか、汗まみれでの挿入が希望ですか?」

長門「……それは……」

古泉「はっはっは、意外とマニアックなんですねキョン君。しかしわかりました。貴方の性癖……すべてこの身で受け止めましょう」

長門「……わたしという固体が、興味が……ある」

キョン「ッ」

思わず息を呑んでしまった。
気のせいか、長門が、恥ずかしそうにしている様な気がする。なぜ? ホワイ? まさか?
あの長門がだぞええいなんだか視界が曇って長門が見えん。確認できないじゃないか。

55 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 17:40:40.41 ID:1Nzzz+reO
古泉発熱しすぎwwwwwwww

66 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 18:31:39.63 ID:9t3wIvdW0
もうただのガチホモスレじゃないかwwwwww

80 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 19:26:45.35 ID:BekbxyX70
古泉「ハァ、ハァ……どうですかキョン君、貴方の理想に僕なりに全力で答えましたよ……ハァ、ハァ」

長門「……聞かせて。あなたが、ゆきを、どう思ってるのか」

古泉「女子は黙ってろっ!! キョン君、ねぇキョン君」 

ああここで好きだと言って長門を抱きしめられたらどんなに幸せだろう。
しかし、俺のチキンなハートはそれを頑なに押しとどめる。
しかしそれでは現状の打破はできない。ああちくしょうどうしたらいいんだ無性に悟りを開きたいぞ。
そんな無意味な思考に頭頂部までずっぽりと浸かっていたその時。

古泉「ハメて下さいよ……ほら、見てください……ゲートはこんなにも開いているっ!!」

谷口「WAWAWA忘れ物~……おーいキョン、お前体操着忘れてっぞー。礼を兼ねて朝比奈さんお手製の茶でも振舞ってくれー」

意外や意外、谷口が部室に入ってきた。
もうなんというか、馬に蹴られて死んでくれ、いやありがとう。
なんとも複雑だがとりあえずお前に朝比奈さんの茶はやらんぞ。

谷口「お、なんかめちゃくちゃ暖かいな……おいキョ……ン…………すまん、ごゆっく」

古泉「ああもう我慢できませんズリッとズリ下げすかさずハメるっ!! ブラックホールッ!!」

谷口「りぃぃぃアァぁァアアァアあアッーーーー!?」

谷口に悲劇が襲い掛かった。すまん、ありがとう谷口。
金額次第では朝比奈さんの淹れた茶の茶葉くらいは譲ってやったもいいぞ。

古泉「ああキョン君……これがキョン君なのですね…………私がいつもシミュレーションしているマトリョーシカより細い気がしますが……」


86 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 20:03:34.25 ID:BekbxyX70
古泉「ああでもずっと決めていました。いつか貴方が僕のことを名前で呼んでくれたらゲートを捧げようと……

それが、タンまで付けてくれるなんて!! サービスしちゃいますっ」

谷口「アアアァァアあぁ、アッー!アッー!アッー!!」

なんとも形容しがたい断末魔だ。こりゃ夢に出るな。合掌。
などと谷口の見事なまでのスケープゴートっぷりをドン引きしつつ見守っていると、不意に袖口を引っ張られた。
なんと、そこにおわすは長門さん。
いつの間にか俺のパーソナルエリアに移動していらっしゃる。
この距離は、マズいだろ。

長門「……」

この無言は下手な言葉よりキくぞ……。
ええい腹を括るしかない。

キョン「いいか長門。一回しか言わないぞ」

長門「……十分」

キョン「俺は……ゆきが好きだ」

ガッデムやっちまった。
外を見ながら言うつもりだったのに窓に背を向けているんだから無理だろう。どれだけ俺が動転していたか理解していただきたい。
結果として俺は俺の右側30センチ余りの距離にいる長門さんの方をガン見しながら先程の妄言を吐いたということだ。

長門「……そう」

古泉「よっ、ほっ、はっ……どうですか? 鍛錬は欠かしたことがありませんからね。相当な穴だと自負もしているんですが」

87 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 20:07:14.04 ID:vNJeKZ7c0
古泉がもはや見ていられないwwwwwwwwwwwwwwwww

96 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 20:35:15.62 ID:BekbxyX70
古泉「さぁ、そろそろイクんじゃないですか……ねぇキ、キョンタ…………………あなた、だれですか」

谷口「白石です」

古泉「誰の許可を得て僕のゲートを開門しているのですか」

谷口「白石です」

古泉「お呼びじゃありませんね……ギロチング・ゲート」

谷口「白ぎぃやあぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁああぁああああっ!!」

古泉「ギロチング・ゲートは、三段階に分けられます。即ち、閉・圧・断。これらを一息に行うと、あのマトリョーシカでさえ綺麗な断面を晒すことになります」

谷口「ひっ、ひぎぃ!? あががががががっ!?」

古泉「しかし、これを段階に分けて、ゆっくりと行うと、とても素敵なことになるんです」

谷口「ギギ……ギギギ……」

古泉「ん? 聞きたいんですか? そうですねぇ……強いて言えば」

谷口「Bじゃ!! B29じやぁぁぁぁぇあアアイいアアアアァァ!!」

古泉「この世のこととは思えないほどの素敵なことです」

谷口「……殺、シテ……殺シテェ……」

古泉「……キョンタンの穴を穢した罪をその愚かなる身にとくと刻みつけながら奈落へと堕ちて行くがいい………断」

97 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 20:39:19.69 ID:Ow1hDcss0
谷口が女になっちまう・・・

98 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 20:41:55.81 ID:kn3znkmf0
新ジャンル「ヤンデレ古泉」

107 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/06(水) 22:07:30.36 ID:BekbxyX70
なにやらとても不愉快なものが俺の所有物だという宣言や、なんだかこもった感じの「ブチンッ」といった音が聞こえた様な気がしたが、俺はというとそれどころではなかった。
ななななんと、あの長門が俺の手を手を手を握ってきたのだ。
長門の指は冷たくとても滑らかで、ありふれた表現だが、なんだか陶磁器を思わせた。
ぼーっとしてた俺が我に返る頃には、その手はもう離れてしまっていた。

キョン「長門……」

長門「……今日は帰宅する」

古泉「アナルがすっかり汚れてしまいました。こんなアナル、キ…キョンタンにはとても見せられません。僕も今日は帰らせて頂きます」

長門はそう言うと、手早く―と言っても鞄だけなのだが―荷物をまとめ部室を出て行った。
それを目で追っていた俺は、部室のドアが閉じるまでなんとなく動けなかった。
そして、その時になってようやく、長門に握られた手の中に何かが握られていることに気付いた。
見てみると、それは1ナノもずれていませんよーと言わんばかりにピシーッと二つ折りにされた紙切れだった。

キョン「……なんだ?」

長門があんな態度で残していった物だ。
俺は昔パンドラのことをあほだと思っていたが、今そのことを謝りたい。
紙を開いてみると、そこにはワープロ印刷された、短い2文が綴られてあった。

 YUKI.N > 一週間後、図書館に
 古泉一樹に気をつけて

なんとも長門らしい文章だ。
今日は2月7日一週間後といえば……まさか。
長門に限ってそれはないだろう。どうせまた何か面倒なことに巻き込まれるに違いない。
そんな風に自分で自分の甘ったる~い妄想を否定していると、なにやらドカドカとやかましい音が聞こえてきた。我らが団長のお出ましだろう。
……さて、どんな言い訳で一週間後の予定を空けておこうか。

119 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/07(木) 01:19:47.27 ID:Rm8j+jX60
毎回この手のスレは何故か長門がめちゃめちゃ可愛い
まあ長門はいつでも可愛いけどな 

200 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/07(木) 21:26:48.50 ID:4silK5h30
キョン「お、長門。いつ来たんだ?」

長門「……さっ」

古泉「え、キョン君……一樹タンだなんて……大変です、閉鎖空間が発生しました」

長門「き……」

キョン「なに? 本当か?」

古泉「ええ……規模としては大変小さなものですが、そのエネルギーはとてつもなく強大な気配がします」

キョン「おいおい、大丈夫なのか? お前行かなくていいのかよ、チェスなんてしてる場合か」

古泉「残念ながら、今回は僕は行けないようです……」

キョン「なんだって? なぜだ」

古泉「なぜなら、その閉鎖空間の入り口が、ココだからです」

そう言うやいなや、古泉は突然立ち上がりおもむろにズボンを脱ぎ捨てた。丁寧にパンツまで一緒だ。あほかこいつ。
そしてクルリと背を向けると、クイっとケツを突き出してきやがった。
ワォ、アスタリスク。

古泉「ここです。ここが閉鎖空間の入り口……見ての通り僕には入ることができません。しかしホカホカですよ」

最後の一言はいらんだろう。

古泉「やむを得ない……キョン君、どうか閉鎖空間に入って問題を解決してくださいっ!! ……ゲートオープン」

201 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/07(木) 21:28:01.81 ID:LvGNVBUH0
ちょwwwwwまたwwwwwwww

207 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/07(木) 21:49:14.50 ID:4silK5h30
描写に耐えない光景が目の前で展開していくさまを、ただただ見つめなければいけないという事は立派な拷問だよな。
中世の頃は犯罪者の血筋の幼い子は処刑されない代わりに家族の凄惨な死をじっくりと見させられたそうだ。何度失神しても起こされるらしい。
おお、この情報化社会ワンダフル21世紀において時を越えた共感を得るぞ。

キョン「……いや、俺のようななんの特殊能力も無い一般人より適した人物がいるじゃないか」

長門「断固拒否す」

古泉「女子は黙ってろよっ!!」

長門「る」

食い気味に絶叫する古泉の方をちらりとも見ずに長門が言い放った。
超宇宙的存在でもやはり嫌なものなようだ。
そんなものを俺のようなパンピーに耐えろというのは、最早ナメクジにボディビル大会で優勝しろと言っているようなものである。そもそもあいつらは筋肉はあるのか?

古泉「いけない、エネルギーがどんどん膨張している……具体的に言うと期待値上昇に伴う体温の上昇により
閉鎖空間の温度がうなぎ上りです」
まったく気持ちが悪い。こういうのをキモイじゃなくて気持ちが悪いと言うのだ。この間とある南さんのお友達がおっしゃっていた。

キョン「しかし、こんな所俺でも無理だ。無理ッつーかとてつもなく嫌なんだが」

古泉「ご心配なく。入るのはキョン君自身じゃなくていいんです。いや、ある意味どんなものより貴方自身であるとも言えるのですが……」

キョン「何が言いたい。気持ち悪い」

古泉「キョン君のご子息ですよ。もしくは火山、とでも言いましょうか。どっちが好みですか?」

俺はまだ子供どころか嫁すらいないし九州辺りの土地を持っているわけでもないぞ。
古泉の視線はチェス盤を凝視している。……そう思わせてくれ。その延長線上になにがあるかなど決して想像しないように。ナニだろ、等という陳腐なボケもいらん。

208 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/07(木) 21:53:24.63 ID:XhpIKuqF0
>>207
ちょっと引いたわ

209 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/07(木) 21:54:06.80 ID:LvGNVBUH0
>>207
ちょっと笑ったわ

211 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/02/07(木) 22:27:12.27 ID:4silK5h30
長門「情報統合思念体が視覚リンクを解除した。この部屋から出なくてはならない」

ああ、いてくれるだけで俺の精神的な大黒柱たりえる長門が部室から消えてしまった。
これはやばいぞ。なんだかよくわからんがやばいことは確かだ。
目の前にあるのはなんだ? 菊の花か? ……そんなわけないだろうしっかりしろ俺。
そんな事で真剣に悩んでいると。

「WAWAWA忘れ物~……」

扉の外から、なぜだろう、とても救われた気のするのん気な歌声が聞こえてきた!!
なんかしらんが助かった気がするぞ!!
しかし。

「俺の忘れ物~……あの日あの時あの場所で~……」

なんと、その声部室の前を通り過ぎ、そのままどこかへ消えて行った。
ドップラー効果という言葉をこんなに切羽詰った状態で思い浮かべたのは俺が史上初ではないだろうか。

古泉「……まさか人には言えない様な名前を付けているんでしょうか? しかしそんなキョン君の性癖も全て受け容れる準備は整ってますよ。さぁ」

古泉が更に前傾姿勢になる。目の前に広がる光景を端的に表現しよう。尻、背、頭だ。
くっ、俺が対処しないといけないのか? ジーザスキリスト万々歳。
切羽詰まった俺はなにか救いを求めて視線を彷徨わせた。
身体が金縛りにあったかのように動かない。
……いよいよ本格的にやばいぞ。背中に嫌な汗が滲んでいるのがわかる。
死を覚悟したその時、ふと俺の目に飛び込んできたものがあった。
なんでそれが飛び込んできたのはわからない。キリストの悪戯か?
俺は、チェス盤の上にある、ルークを古泉のケツの穴に突っ込んだ。

古泉「アッーーー!!」
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