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HN:
ジュナー1号&2号
性別:
非公開
自己紹介:
【2号】
殉教者。
マンガとアニメが好物。
「三次元の女には興味ありません」と強がる。
小さい子が好みであることは誇り
活動資金をどうするかが悩み


【1号】
変人。
創作、編集。
2ちゃんねるスレッドまとめはリンク先のブログに移転しました。


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あががー。
遅くなりましたが14筆完成しました。
あと先日の資格試験ですが、受かってしまいました。
ま、あまり役に立ちそうにもないのですが。


第一筆は
こちら

次回は4月上~中旬の予定ですお。




14筆


手紙の差出人。
それは俺の父だった。
奴とはもう何年も会っていない。
だからこうしてたまに手紙を送ってくるのだ、一方的に。
何故か電話でもメールでもなく、手紙というのが奴のスタイルだ。
朝は見る気も無ければ時間も無いので、俺は帰ってきてから封を切った。

「何ぞありしか?」
手紙を持つ手の陰。
死角からぬっと紫が顔を出す。
「ん、親父から手紙」
そう言って俺は読み始めたばかりの手紙を紫に渡した。
彼女は薄い眉根に皺を寄せ、視線は上から下へ、右から左へと文字を追いかける。

「…読んでやろうか?」
彼女がどうしてほしいかくらい俺にでもわかった。
紫は何も言わずただ手紙を俺に返した。

手紙は至って平凡な文面だった。
俺の近況や体に気をつけろなど、月並な言葉が綴られている。
内容もいつも然程変わらず、最近では定時連絡と化している。
しかし今回はいつもと少しだけ違っていた。
『請け負った仕事は最後まで責任を負いなさい』
最後にそう一文添えられていた。
これは一体どういう意味なのだろうか。

「然れどもおぬしの父君は如何なる事をせむや?」
一しきり話し終えた後、紫が訊ねてきた。
「さてな…もう何年も会ってないしな」
文面でさえ、父はあまり自分の事を話さない。
そのためどんな仕事をしているのかすら最早うろ覚えだ。
仕事の関係で各地を転々としているらしいというのを聞かされた気がする。
そのことから、研究職のような推測がはじき出される。
「寂しくあらんや?」
「ん、まぁ…別に死んだわけじゃねぇし」
「然れど久しく会わぬと心配にならざるや?」
「子供に心配される親ってどうよ」
俺は少し苦笑いを零す。
もちろん心配していないわけじゃない。
どこで何をしているか気になるし、たまには顔くらい見せに来いっての。
「もう慣れたからな」
「…さであるか」
短く応える紫の表情が少し物憂げだった。
俯き、瞳には寂寥感が漂っている。
こんな子供が家族と離れ、違う時代で知らない人間に囲まれているのだ。
俺でも寂しくなるだろう。
紫を見ていると俺はまだ恵まれているのだと思い知らされた。
沈痛な空気が流れ、どうすればいいのかわからず俺は紫の頭を少し乱暴に撫で回した。
「ただでさえ厄介な二人がいるのに、おまえらまで来ちゃ寂しがる余裕なんてもっとなくなっちまったよ」
皮肉の中に本音を混ぜ、苦笑の中に微笑を浮かべる。
「むぅ、さではわらわたちも厄介と申すか?」
どうやら上手く伝わらなかったようだ。
落ち込んでいたところに更に追い撃ちをかける結果となってしまった。
「そうじゃねぇって。毎日充実してるってことを言いたかったんだ」
「巧く丸め込まれたる気が…」
「気のせいだ。それより早く家族のところに帰らなきゃな」
早くこいつを平安に帰す作業に戻らなくては。
戻る前に始めてもいないけれど。
「う、うむ…」
急に話題を変えられ、紫が少しばかり当惑している。
さて作戦行動を開始する。
「ときに紫よ。こっちに来た経緯を覚えている限り説明してくれ」
聞き込みは大事。刑事の基本。
当時の状況を調べて、ここに来た原因を突き止めるのだ。
そこから逆に辿っていけば何かが見つかるかもしれない、という算段だ。
こんな状況は齢16年生きてきた中で遭遇したことがない。
思いつくことを試みる他に道は拓けん。
「む。と言に出づがわらわもさして覚えておらぬのだ」
「早ぇよ!…何でもいいんだ。どんなことでもいいから。場所とか時間とか、何か不思議な事が起きたとか」
俺は諦めずに、紫に粘る。
彼女は頭を抱え時折怪訝な顔をし、当時の記憶を思い起こそうと奮闘していた。
やがて何かに気付いた様子で顔を上げた。
「…そうじゃ、俄に眼前が明りて、覚めたのが此じゃったの」
光…。
「なぁ、その光の色、覚えているか?」
根拠のない予測が正しければ、おそらくあの色だと思う。
「目映ゆしきて生覚えだが…そうじゃの、紫色だったかの」

やはり紫色の光が謎を解くカギらしい。
紫色の光に包まれて現れたのは、紫と名乗るお姫様。
これを単なる偶然で片付けてよいのだろうか?いや、断定は出来ない。
先週からの出来事は、おおよそ俺と世界の常識を超越しているまさに『超現実』。
有り得ない、が有り得ているのだ。
「発光する人間なんか聞いたことねぇぞ…おまえ本当に人間か?」
思考は空回りし、歪んだベクトルへと向きを変える。
発光する生物といったら蛍、クラゲ…ホタルイカ!
ホタルイカ食いたい。
おっとわけのわからんことを考えてしまった。
「な、なんじゃ!折角記憶を辿りしものの人外呼ばわりとは」
人間であるという根源を疑われて腹を立てるのは至極当然だろう。
だがあの時、彼女自身が光を放っていたという感覚を俺は覚えている。
もちろん俺の部屋にはあんな光を放つ装置などない。
かといって俺が冷静だったとは言えないのでこれも断定できない。
しかし俺が証人だということに変わりはない。
あの光景を見たのは俺一人しかいないのだから。

俺の脳は超常現象を解明するためにフル回転で空回りしている。
点が線になる気配がまったく感じられない。
これでは解決策など導かれるはずもなく、ただ迷走していくだけだ。
この謎は簡単に解ける代物ではないらしい。
そう、学校で勉強する内容よりずっと難しいに決まっている。
主に数学とか数学とか数学とか。
「うーん、しかしこれだけではわからんな…珠はどうやって来たんだ?」
今はどんな些細な情報でも多いに越したことはない。
紫よりは大人だから、と根拠のない期待を抱く。
「私は姫に付き従うのが役目。姫の行くところならばどこにでも駆けつける」
はぁ?
ナニイッテンダオマエハ。
「いやまぁそれはわかったから…どうしてじゃなくてどうやって。来た方法を聞いてるんだよ」
「それはわからぬ。姫がここにいらっしゃるのを察知し、馳せ参じたのだ」
ああもうこいつに聞いた俺が馬鹿だった。
正直、これなら紫の証言のほうがずっと役に立つ。
というか珠のはまったく役に立たん。
謎が多いキャラっていうのは魅力的だが、物事には限度がある。
頭がおかしいのではないかとまで思ってしまう。
そんなこと本人には言えないが。
また刺されるやもしれん。

「これは結構な難事件だな」
早くも捜査は暗礁に乗り上げてしまった。


その夜。
ここのところ夜はずっと机に向かう日々が続いている。
もちろん数学の勉強だ。
しかし如何せん、内容がまったく入ってこない。
「こんなん科学者でも解けんて…」
もちろん頭を埋め尽くしているのはさっきのやり取りだ。
椅子に上体を預け大きく仰け反ると、骨の乾いた音がパキパキッと鳴った。
あれから拙い脳でいろいろ思索してみたが、結局何の解答も算出できず終いだった。
「あーもうっ!!さっぱりわかんねぇよ!」
思考は抜けることのないループに嵌り、俺の脳を傍若無人に引っ掻き回す。
苛立ちを顕わにし、俺はペンをノートの上に放り投げ髪を乱暴に掻く。
ふと父の手紙が視界の片隅に映った。
手に取り、もう一度読み返してみる。
「わけわかんねぇ文章つけやがって…」
スルーしてもいいはずだが、何故かそう出来なかった。
ねっとりと妙な感覚が心に絡み付いて離れない。
ただの冗談だったら今度会った時ブン殴ってやる。
会う機会はないと思うけど。
「…寝よ」
明日の用意もせず、俺はベッドへと吸い込まれていった。
勉強と、二つの謎解きから逃げるように。

 

「あーだるい。気だるい」
ブツブツとうわ言のように呟き、いつもの通学路を歩く足取りは重い。
「どうしたの?なんか疲れた顔してるけど…」
隣を歩くすずが心配そうな顔で俺を見る。
「なかなか寝れなくてな…考え事してたら」
俺は紫たちとのやり取りをすずに説明した。
ちなみに親父の手紙は身内事かつどうでもいい事だから言わない。
「なるほど…ふむふむ…ほえぇ」
ところどころ相槌を挟んでは耳を傾けているすず。
関係者の一人ではあるが本質的な当事者でないすずに話しても仕方ない気がするものの、何故か話したかった。
一人で考えていて少し心細かったのかもしれない。
だけどほえぇって相槌は無いだろ。
「うーん、わかんない!」
これですずがわかったら昨夜の俺の苦悩はどうなる。
ま、じっくり考えていこう。


「あーい、全員いるなー」
これまた気だるそうな担任が教室を見回し、出欠を確認する。
まぁ授業以外はいつもこんな感じなのだが。
「そういえば」
先生が思い出したように言葉を紡ぐ。
「数学の再テストになった奴がいるようだな」
ギクッ。
心臓が跳ねる音が聞こえた。
自然と視線が左へと泳ぐ。
「名指しはせんが…落としたら多少俺の逆鱗に触れるかもせんやあらむ」
口調は然程変わらないが、異常な鋭さを湛えた眼光に教室が凍る。
逆鱗って時点で多少な気がしないのですが。
実はこの国語教師、数学教師とあまり仲がよろしくないとの噂だ。
確かに俺もあいつが苦手だ。
しきりに自分のクラスを自慢するわ、融通が利かないわ。
あの鼻につく傲慢な態度も気に食わない。
数学がさも特別に高尚な教科と盲信しているのではないだろうか。
きっと職員室では国語と数学、文系と理系、男と女の闘いが勃発しているのだろう。
「まぁ、心当たりある奴は…勉強しような」
一瞬言葉が詰まった時、こっちを見たような気がした。
ぐぎゅぅ。
「ま、今のは冗談だ。誰にでも向き不向きがあるからな。でも最初から努力しないのはよくないぞ」
やっぱりこの人はあいつと違う。
頑張ろうと思わせてくれる。
「そんじゃそろそろ時間だから授業やるぞー」
いつの間にか普段の間延びした雰囲気に戻った先生は日誌を教科書に持ち替えた。


「あれはゼッタイ僕らに言ってたよね」
1限が終わった後、祐が真っ直ぐ俺のところに駆け寄ってきた。
こいつでも一応気付いてはいたようだな。
彼の中に幾許かの人間性を垣間見た。
「そう思うってことは少しくらいの危機感はあるってことだな」
「ハル先生が怒ったところ見たことないけど、あまり怒らせたくないね」
「そうだな。そもそも数学の補習を避けたいのが一番だ」
「そうだねぇ、時間がもったいないよ」
じゃぁ勉強しろ勉強。
おまえの時間というのも殆ど遊ぶ時間だろうに。
そう思ったところで2限のチャイムが鳴り響く。
蜘蛛の子を散らすように各々が自分の席に戻っていく。


「食堂空いてっかなぁ」
昼飯を作れなかった今日は食堂兼購買で食料を調達せねばならん。
面倒だが仕方がない。自分で蒔いた種なのだ。
そして腹が減っては午後の授業は出来ぬ。
我が学校は朝のHRから放課後まで敷地から出てはいけない決まりになっている。
これがなければコンビニとかに行けるのだが。
もちろん全員がそんな規則を守っているわけではない。中には抜け出して行く奴らもいる。
俺は別にそこまで外に行きたいわけでもなく、何より面倒くさい。
だいたい日中に高校生がウロウロしてたらまずいだろ。
「混んでるみたいだねぇ」
隣にいる祐も空いている席を探しているが、どうやらあまり芳しくないようだ。
ちょうど昼休みど真ん中の時間。
パンを買うのすら一苦労だ。
「まぁどっちにしろここではあまり食いたくないんだけどな」
やっとのことで射程圏内に入った俺は適当に掴んだパンを買い、足早に来た道を戻る。
「せーんぱい」
「んぁ?」
背中をつつかれる感触と、女特有の高い声。
虚を突かれた俺は間の抜けた声を上げ、足を止めた。
声の主は鴫原だった。
「なんだ鴫原かよ」
俺は軽く溜め息をつく。
「なんだとは失礼ですね先輩。可愛い後輩に声をかけられた今日はきっと幸運ですよ?」
「可愛い後輩?どこにいるのさ」
わざとらしく辺りを見回す仕草をする。
目の前の『自称』可愛い後輩は不服を目で訴えていた。
だいたい幸運だったら今朝は寝坊しなかっただろう。
「まぁ可愛いは少し言い過ぎました。見たところ先輩達は寂しく教室でもそもそとパンをかじるというわけですね?」
「嫌な表現を入れるな…まぁ外れでもないが」
「お友達まで付き合わせて、酷い人ですね」
何ゆえ俺が糾弾されているのだろうか。
隣に居る祐を見る。
祐はただにっこりと微笑んだ。
何か言えよ。
「うるせぇな、突っ掛かるのが目的なら別な奴にしろよ」
耳が痛くなってきたと同時に少し苛ついてきた。
ハル先生とといいこいつといい、今日はこんなんばっかりか。
先生こそはフォローをしてくれたが。
「違いますよぉ、そんな人間に見えますか?」
そうにしか見えないのだが。
視力は悪くないぞ。
「じゃぁなんだよ。この混雑の中ただ呼び止めただけだったら承知せんぞ」
「はっ!この鴫原、先輩達の席を確保しておきました!」
彼女は右手を斜めに傾け額まで持ち上げ、ビシッと敬礼をする。
はぁ?
次に鴫原が指差した方向には確かに席が二つ分、取られないようにバッグが置かれていた。
「いや、友達の分として取っといてあるんじゃないのか?」
「いえいえ。あれは先輩達の分なのです。ささお二人どーぞ」
俺達は強引に鴫原によって席に連れてこられた。
「やほー。阿呆な先輩を連れてきたよ」
可愛い後輩は友達に不名誉な紹介をしてくれた。
まったくもって遺憾の意である。
鴫原が座っていただろう席の正面には女の子が一人、小さな弁当箱をつついていた。
「あっ…」
顔を上げた少女は俺達を見た瞬間、眼鏡越しの瞳を大きく見開き、だがすぐに視線を下に戻してしまった。
…初対面なのに嫌われたのか?
祐は中身こそダメだが外見は小柄で童顔の、ある種の女に受けるタイプだ。
きっと俺のほうだな。
しかしこの女の子、どこかで見たような気がする。
口説き文句とかじゃなくて本気で。
「あー、このバカの先輩で、藤原です」
紹介のお返しを加え、その他は面白味のない挨拶で自分を訂正する。
こういうのは最初が肝心だ。
無愛想なのも馴れ馴れしいのも悪印象を与えかねない。
「あ、ぇと、あの…」
だが彼女は何故かしどろもどろで、どこか落ち着きがない。
俺ってそんなに威圧感あるか?

「こ、この間はありがとうございまsた!」
彼女は小声でいてかつ早口に言って、最後に噛んでしまった。
この間…?

あぁ。
思い出した。
「あいつしつこかっただろ?」
こくこく、と彼女はそのやや茶色い髪を縦に振る。
「何?知り合い?」
脇の二人が同じことを訊いてきた。
彼女は先日生徒指導に絡まれていた女の子だ。
俺は事の経緯を二人に説明した。
「先輩、見かけによらずいいところあるじゃないですか」
見かけによらずって何だよ。
これは自分を見直す必要があるかもしれないな。
でも鴫原だからいいか。
「しかしお前の友達だったのか」
この子も友達を選んだほうがいいと思うのだ。
こいつといると疲れる。少なくとも俺は。
元気というか常に暴走しているというか。
ま、見ていて退屈しないのもまた事実だ。
できれば第三者として害が及ばないところから眺めていたい。
「これのことよろしく。空回りしてばっかりだろ?」
俺の忠告に、少女が柔らかな笑みを浮かべた。
繊細で可憐、という表現が似合う子だ。
肩甲骨辺りまで伸ばされた髪は肩口から二本の三つ編みに纏め上げられていた。
眼鏡越しに映る、髪と同じ色の瞳。
少しオドオドした仕草はなんとも言えない可愛さがある。
邪まな気持ちを抜きに、『可愛い』女の子とは彼女のような子なのだと思う。
爪の垢を煎じて飲ませたいものだ。誰にとは言わないが。

「衛慈、そろそろ教室戻ろうよ」
話しながら片手間でそんなことを考えているうちに、食堂の人影はまばらになっていた。
「そうだな。んじゃ俺達は先に失礼するわ」
「はーい。ご飯食べたからって昼寝しちゃダメですよ?」
「おう。場所取りありがとな」
適当な返事を返し、席を立つ。
お前は母親か。
祐はまぁ確実に…というかこいつは昼前でも寝ている。
今も隣で大きな欠伸をしている。こりゃダメだ。
俺は気を引き締めて授業に臨もうと思う。
こないだみたいに肝心なことを聞き逃すのは御免だ。


『…原、藤原!』
「ふぁい?!」

さっきの決意は何だったのだろう。




第14筆 終
続きます。

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